「田向道場」道場主 脳型情報処理機械講座 脳型計算機システム 准教授 博士(工学) 田向 権
 
(研究事例)HW/SW/NW複合体で、脳型計算機の実現に挑む。
本研究室は“ハードウェア・ソフトウェア・ネットワーク複合体”による脳型計算機の実現とその多角的応用をめざしています。たとえば、論理回路の再構成が可能な半導体FPGAとクラウドコンピューティングが結びつくことによって、ハードウェアの仮想化がいっきに進展します。つまり、どんな処理をさせたいかに合わせて、ハードの中身をネットサーバ上からダウンロードして自由に書き換えることができ、スマホやタブレットのよな非力なCPUでも、高価値なアプリを動かせるようになります。こうした最先端の情報技術の統合によって、高い演算性能・電力効率を実現するとともに、さまざまな課題に広く応用できる脳型情報処理システムを追求しています。

(出稽古パッケージ)hw/sw複合体によるアプリシステム開発/最先端技術の統合。その可能性を体感してほしい。
この出稽古では、ハードとソフトとネットワークを一つの複合体として利用するための基礎を身につけることができます。実際にハードの仮想回路を作り、ソフトやネットとの連携を体験してもらいますが、ハードは難しいという先入観を持っている学生にも十分こなせる初心者向けのパッケージです。とくに自分自身の研究テーマと結びつけて、“高速化・小型化・省電力”のいずれかのメリットを達成したいと考えている学生にとっては、具体的な解決策を見つけることができるはずです。また、最先端のIT全般に対するノウハウやソフトもハードもアプリも一通り作ったことがあるという経験は、技術者として就職する際にも大きなアドバンテージになると思います。 花沢

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