障がい者や高齢者の失われた感覚機能や運動機能を、何らかの工学的なシステムで代行・補助することが、当研究室の大きな目標です。たとえば、脳卒中後の歩行リハビリを支援するシステム、視覚障害者に周囲の環境情報を呈示して目的地へ誘導するシステム、盲ろう者や上肢麻痺者のコミュニケーションを支援する方法など、さまざまなアプローチで問題の解決に取り組んでいます。とくに福祉工学分野の研究開発では、障がい者や高齢者の具体的なニーズから発想し、それぞれの特性にあった装置を設計することが重要です。医療・福祉施設など現場での評価を経て、最終的には企業と一緒に装置の実用化へと結びつけ、研究成果を社会に還元したいと考えています。 |
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