「出稽古システム」って何?
研究室を飛び出し、他研究室で3ヶ月の武者修行
魅力ある大学院教育として、2つの大きな取り組みを実施します。

その1「出稽古修行型の分野横断研鑽システム」の確立と実施
博士前期課程2年次、博士後期課程1年次、2年次に選択科目として実施します。学生を修行中の力士になぞらえば、将来博士学位論文をまとめる研究室(ホームグランド研究室)は所属する相撲部屋に相当します。後期課程に進学した学生は、学位論文の研究テーマに応じて自発的に他の研究室の門戸を叩き、2〜3ヶ月の出稽古で鍛えられた後にホームグランド研究室に戻るシステムです。各教員はそれぞれ教育プログラム「出稽古パッケージ」を提供し、その概要を公開します。出稽古により、座学や大人数の講義・演習では学べない実地的な知識やノウハウ、特に異分野の技術を研究室に直接入り込むことで学びます。

その2 研究者・技術者としてのスキルアップと分野横断的基盤教育を行う、新カリキュラム実施
基礎知識なしで出稽古に赴いても効果的な技術習得はできません。そこで前期課程では分野横断的基盤教育を重点的に行います。このほかに研究者リテラシー教育を新たに開講し、研究者・技術者としてのスキルアップを目指します。


出稽古型の分野横断研鑽システム
●複眼的視野を持ち、グローバルな視点を持つ人材育成
●未知の分野にも物怖じせず飛び込め、かつ異分野間の融合ができる開拓者的人材育成
●問題発見と解決能力を持つ人材育成



期待される効果
1. 座学では身につかない異分野の技術とノウハウの習得
2. 研究室間の人的交流と技術移転による教員・学生の活性化、学生同士の切磋琢磨
3. 複数教員による指導体制の確立
4. 分野横断プロジェクトを担う人材育成


出稽古をサポートする研究者リテラシ教育
コミュニケーション、チーム・マネジメント、企業経営論1・2では、特に“Noblesse Oblige(地位 に伴う道徳的・精神的義務)”と、“知る・行う・伝える”ことの重要さを意識しながら、大学院という最高教育機関で学んだ「=知る」ことを、様々な場面 で実践する「=行う」際に、高度な専門知識をもつ専門職としてコミュニケーションをとりながら「=伝える」、チームワークを形成していく方法を身につけてもらいます。

コミュニケーション、企業経営論2


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