出稽古体験披露
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出稽古に行くことになったきっかけは?
古賀 もともと私はトレーラートラックの自律的な学習と制御を研究していまして、オープンキャンパスのときにデモをやったんです。それを古川先生がご覧になって声をかけていただき、「mnSOM」でやったら面 白いんじゃないかという話になって、出稽古に行くことになりました。
西田 私の方は、ただの「SOM」を使って、水中ロボットが周囲の環境を認識して自律的に行動するシステムを研究していたのですが、ちょうど行き詰まっていたときに石井先生から、古川ラボで研究している「mnSOM」の話をうかがったのがきっかけでした。

お二人とも「mnSOM」を学びに行ったわけですね。
古賀 ええ。それまで私も、西田さんも、古川先生も「SOM」というアルゴリズムをそれぞれ違う方法で勉強し、研究に使ってきたので、「SOM」そのものに対する見方が違っていました。出稽古で「あ、こういう方向からきちっと見ればいいんだな」と、自分のもやもやしてた部分がクリアになりました。
西田 異なるバックグラウンドをもった人の考えに出会うという経験が大切なんだと実感しました。違う研究室から出稽古にきた人がいて、今まで古川ラボで「mnSOM」を研究してきたメンバーがいて、古川先生がいて、みんなのいろいろな知見を共有しながら勉強できたことがためになったと思います。

後輩たちへ、出稽古のよさをアピールすると?
古賀 自分の研究を少し軸をずらしたところから見たり、広い視点を身につけることができます。3ヶ月やる内容が直接に役立つかどうかはそれほど重要ではなくて、もっと大きなものを得られると思います。自分の研究室の後輩だったら、背中を押してでもぜひ行かせたいですね。
西田 何か勉強しようと思って自分だけで3ヶ月やるのとでは、出稽古の3ヶ月にまったく太刀打ちできないと思います。目的はいろいろあっていいと思うんです。単純に、違うことを勉強してみたいなでもいいし、このアルゴリズムを覚えたいので行くという人がいてもいいし。
古賀 及び腰にならずに、ぜひ勇気をもって飛び込んでほしいですね。とにかく行ってほしいと思います。チャンスですから。

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