ロボット

Hibikino-Musashi@Home (HMA) ではチームオリジナルロボットExi@とトヨタ自動車が開発しているHSRを用いて,人工知能を始めとしたソフトウェアの開発を行っています.

Exi@(エクシア)

物体を把持するExi@

Exi@には,物体を認識するためのRGB-Dカメラ,周囲の環境を把握するための測距センサ,物体を運搬するためのアームや自然言語により対話するためのマイクやスピーカーなど,人間と同じ仕事をするための様々なセンサやアクチュエータが備わっています.

また,触覚センサと専用チップを組み合わせた,視覚情報に頼らない物体認識システムの開発も進められています.

Human Support Robot (HSR)

HSRはトヨタ自動車株式会社が開発したホームサービスロボットです.世界中の大学や研究機関でソフトウェアを中心とした開発が行われています.また,ホームサービスロボットの性能を競い合うRoboCupやWRSなどの競技会では標準プラットフォームとして採用されています.

鏡餅をもったHSR

Hibikino-Musashi@Homeでは物体認識とアームや台車の制御に特に力を入れて研究開発を行っています.

ロボットが物体を認識するためには膨大な量のデータを使用した学習が必要です.HMAは学習データを高速に生成し,物体認識を行う人工知能を訓練するシミュレータの開発を行っています.

家庭内で人間を支え人間と共に働くロボットには,安全性を確保しつつ高速で滑らかに動作することが求められています.HMAはアームと台車を同時に制御する技術の開発を行い,ロボットの動作の高速化に取り組んでいます.