診断支援グループ
医師の思考のモデル化による口腔粘膜疾患の診断支援システムの開発
口腔粘膜疾患は生活の質を低下させる原因となっているので，疾患の早期発見，早期治療が求められています．しかしながら，口腔粘膜疾患は一般歯科医の専門外のため，一般歯科医院において口腔粘膜疾患を発見することは困難となっています．
堀尾研究室では，一般歯科医でも容易に使える，専門医の思考に基づいた口腔粘膜疾患診断支援システムの構築を目指しています．現在は，視診に基づいた口腔画像からの特徴抽出や，触診に基づいた口腔粘膜組織からの特徴抽出などを行っています．
関連する主な論文・発表
- 西 勇作, 大谷 泰志, 土生 学, 堀尾 恵一,冨永 和弘, “口腔画像に基づく口腔粘膜疾患診断支援における勾配強度ヒストグラムの有意性の検証,” 電子情報通信学会SIS研究会, 帯広, 6月14日, 15日, pp.19-22, 2012.
- 西 勇作, 三澤 秀明, 大谷 泰志, 土生 学, 堀尾 恵一, 冨永 和弘, “口腔画像から抽出した構造要素による扁平上皮癌の検出,” 電子情報通信学会SIS研究会, 秋田, 9月21日, 22日, pp.7-10, 2011.
- Keiichi Horio, Shuhei Matsumoto, Noriaki Suetake, Taishi Ohtani, Manabu Habu, Kazuhiro Tominaga and Takeshi Yamakawa, “Mucous Membrane Diseases Diagnosis Support System Using Probabilistic Relaxation,” 10th Int. Symposium on Communication and Information Technologies (ISCIT2010), in CD-ROM, Oct. 26-29, Tokyo, Japan, 2010.
- 堀尾 恵一, 松本 宗兵, 末竹 規哲, 大谷 泰志, 土生 学, 冨永 和弘, 山川 烈, "確率的弛緩法を用いた口腔粘膜疾患診断支援システム," 第26回ファジィシステムシンポジウム講演論文集, pp.76-79, 広島, 9月13日－15日, 2010.
