生理学実験
〇目的
カエルの脳の中の神経は、衝突する物体のどんなパラメータを符号化しているのだろうか? そのパラメータを符号化する“衝突情報符号化神経”の計算能力は、複雑な脳内神経回路網によって、どの様に創発してくるのだろうか?
〇方法
カエルの眼に、コンピュータでシミュレーションした衝突物体の網膜像の拡大パターンを提示します。
ガラス管封入タングステン電極を用いて、脳の中の1つの衝突情報符号化神経がコードするパラメータを探ります。
5行5列の多点電極列(米Bionic Technology社)を用いて、同時に脳内の複数の神経細胞の応答を記録することで、衝突物体に対する神経回路網の振る舞いを解析します。
実験装置@
実験装置A
多点電極
Single電極
〇結果と展望
下図のような刺激を与えた時の衝突情報符号化神経の振る舞いを観察することで、 その神経が衝突物体のいかなるパラメータを符号化しているのかを明らかにしています。
カエルの脳の中では、多くの神経細胞が、衝突物体の網膜像に依存した特有の時空間パターンで活動しています。視蓋に表象される2次元の視覚世界の地図の上での、この全体像を明らかにすることで、衝突情報パラメータの計算原理に迫っていきます。
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