研究の概要
立野研究室では,神経活動のダイナミクスとその役割について研究しています. 研究対象は,大きく分けて3つです.1つめは,ラットの内側側頭葉のニューラルネットワークモデルを用いた学習に関する研究です.これまで海馬,嗅内皮質,嗅周囲皮質のニューラルネットモデルを個別に手がけてきましたが,これらを結合し,内側側頭葉における記憶メカニズムに迫りたいと考えています.2つめは,グラスキャットフィッシュの電気受容器の神経活動の非線形特性や電場中の魚の行動を調べ,モデリングする研究をしています.グラスキャットフィッシュは,群れで泳ぐ性質もあるので,それらの集団活動をモデリングし,ロボット集団に秩序だった行動をさせることへの応用などの展開を考えています. 3つめは,味覚や匂いに関する研究を元に化学センサーシステムを開発する研究です.味覚の研究をされている大坪研究室(人間知能システム工学専攻 人間・脳機能講座)と共同し,味の認識についてモデリングし,その知見を元に,生物らしいセンサーシステムを創ることを目的としています.
ニュース
電子情報通信学会総合大会で口頭発表しました. 伊藤優也, 立野勝巳, "ANN-SNN 変換による嗅内皮質ー海馬ネットワークの格子細胞の形成" |
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The 5th International Symposium on Neuromorphic AI Hardwareでポスター発表しました.
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The 12th RIEC International Symposium on Brain Functions and Brain Computerでポスター発表しました.
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深水智史が卒業論文発表会で発表しました. | |
伊藤優也が修士論文発表会で発表しました. | |
共同研究の研究論文がICIC Express Letters, Part B: Applications/ICIC Express Lettersに受理されました.(堀尾研との共同研究)※第一著者は堀尾研の山口さん. | |
SAES2023で口頭発表しました. Yuya Ito, Katsumi Tateno, "Spiking recurrent neural network for spatial grid representation of entorhinal cortex for neuromorphic implementation" |
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足立侑駿が博士号を取得しました.おめでとうございます! | |
ICICIC2023で発表しました. Hiroki Yamaguchi, Katsumi Tateno, Keiichi Horio, "3D Position estimation of multiple fish in a small tank using DeepLabCut and shortest distance calculation between two straight lines"(堀尾研との共同研究)※発表は堀尾研の山口さん. |
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足立侑駿の研究論文がBiology Openに受理されました. |