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取材

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By Wagatsuma投稿日時23 7月 2010

コミュニティFM-AIR STATION HIBIKI-『学研都市へ行こう!』の出演(スタジオ生トーク)が来週29日(木曜)に迫り、スタジオに打ち合わせに行ってきました。同ラジオ局のメインパーソナリティであり放送局長である申徹也さんにお会いできて光栄でした。よく番組を拝聴しておりましたので、いつもはラジオから聞こえる声の申さんと直接お話しするのは、なんだか不思議な感じがします。スタジオでの打ち合わせの後、研究室に取材に来てくださったので、当研究室の研究と教育の取り組みをご紹介致しました。音声取材の他、この若松キャンパスを含む学研都市全体のキャンパス運営を行っている北九州産業学術推進機構(FAIS)の方も、産学連携センターで研究内容をビデオ映像で紹介したいとのことで同時取材を受けました。写真はその様子です。
生放送を控えて緊張するなぁ。[waga]
続く...

「こちらではどんな研究を行っているのでしょうか?」

「脳と心の働きを知り、人と共感できるロボットへの応用を目指して、ロボットの脳を創る脳型ロボットの研究を行っています。」

「これはロボットとは一見関係がなさそうですが、どういう意味があるんでしょうか?」

「はい、これは江戸からくり装置の一つです。これで、『脳がつくれるのか?』と不思議に思われるかもしれませんが、これは生き物のメカニズムを説明するのにとてもよくできているんです。からくり装置では小さな機構がうまく組み合わされて、全体の動きが達成されています。大きなエネルギ−を使わずとも、小さな機構同士の協力関係で大きな目的を成し遂げるというのが大事なんです。脳は一つのチームなんですね。

「これは何ですか?」

「これは見ての通り、音楽で使うメトロノームです。これで、二つの機構がどのように協力できるかを説明します。それぞれ違うタイミングで振り子が揺れていますが、これを柔らかいヒモでつなぐことで、互いにタイミングを調整していく過程がわかります。人が手をつないで歩くときと、一緒ですね。自然に歩幅が一致していくんです。」

「ずいぶん本がありますね。これはSF映画ですか? 研究と関係があるんでしょうか。」

「ええ。これも驚かれますけれども(笑)。まず、最新の知見が調べられるように様々なジャンル、もちろん脳科学から、電子工学、そして哲学まで、蔵書を増やすよう努力しています。『脳と心』の問題では、今開発している脳型の技術が未来でどんな使われ方をするのかなど、倫理的な問題も含めて考えなくてはなりません。うちの研究室の学生さんには単に新しい技術を開発するということだけでなくて、それが一般の社会にとってどういう影響があるのか、どういう使われ方がされるのかなど、じっくり考えながら研究を進めてもらいたいんです。SF映画というのは、良く出来ていて、作家や脚本家が苦心して、未来の問題点を真剣に掘り下げて描いているんです。研究には、こういう直感的な学びも必要だと思っています。」

「こちらが工作実験室ですね。」

「はい。ここはオープンキャンパスでも一般公開するので、こういったポスターも貼ったままにしています。これは江戸からくり装置から、現代の最新ロボットまで一覧できるようになっています。」

「このコーナーは何でしょう?」

「新しい技術を創出するためには、まず0ベースから物を作る体験が大事だと思っています。ここは工作エリアで、のこぎりやドリルなど素材に合わせて道具を使い分けることを習得してもらいます。どの道具を使ってどういう風に力を入れるのか、手の技の基本を体験しつつ、私たちの体の中の神経がそれを達成しているのだということを知ってもらいます。」

「あー、ロボットが動いてますね。」

「これが、脳型ロボット開発の一例です。これは、一番簡単な例で、神経細胞を2つだけ用意して、その機構を手前のコンピュータが忠実に再現、つまりシュミレーションしているわけです。その入力と出力は、Bluetooth(ブルートゥース)という技術でリアルタイムにロボットと接続しているんです。」

「よく携帯電話やパソコンのキーボードなどで使われている通信技術ですね。」

「はい。そういう一般的な技術をうまく組み合わせるのも、システム設計の職人として大事なことです。また、脳回路の忠実な再現が、人が活動するリズムや意図のタイミングに合わせて動作できる、リズムベース回路のやりとりの柔軟さを良く表しています。これが、脳を持つロボットを創るための基礎技術だと思っています。」

「夢が広がりますね。ロボットが人間より高性能になったら怖いと思ってましたが、人と自然に同じリズムをとるという原理が入っていれば、なんだか人にやさしいんじゃないかと少し安心しました。是非今後も注目して行きたいと思います。」

「どうぞよろしくお願いいたします。脳を創るには、まだこれからやることがあります。この原理の応用に確信を持ってきたので、私自身もこれからの進展にわくわくしています。」

Datestamp: 
Friday, July 23, 2010