当研究室では、主に認知心理学的な観点から人間の運動行動のメカニズムに関する研究を行っています。たとえば、スポーツをするのに大切な視覚機能をまとめて “スポーツビジョン”と呼びますが、野球のピッチングで投手はどんなタイミングでどこを見ているのか、あるいは外野の守備の動き出しに視覚情報がどう関わっているかなど、スポーツビジョンの働きや視覚探索のストラテジを解明しようとしています。また、スポーツ心理学のなかに“動機づけ”の問題がありますが、これを工学的な観点から見たらどうなるか、たとえば、動機づけの一つの見方である“好奇心”を自律型移動ロボットに持たせると動きがどう変わるかといった共同研究を進めています。 |