工学系専門の研究者が、神経細胞のしくみを取り入れたデバイスを作ろうとしても、生物実験の生データは煩雑でどう読み解けばよいかわかりません。しかし数理モデルがあれば、データを解析して、わかりやすい形で工学の分野へとつなぐことができます。とくに本専攻のような複合的な研究分野においては、生物と工学の橋渡し的な役割を果たす数理モデルはとても重要な道具となります。そこで当研究室の出稽古では、数式の立て方から専用のシミュレーションソフトの使い方まで、数理モデルをつくる基本的な手順を教えます。実験データはあるがモデルの作り方がわからない学生にも、生物実験をやったことのない工学系の学生にも対応し、実際に各自でモデルをつくってみます。 |
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