現在取り組んでいる研究の一つは、生命体の周期的な運動を模した数学的モデル「Matsuoka oscillators」を使った研究です。このモデルは私が20年ほど前に発表したものですが、数年前から世界中のロボット研究者の間で評判となり、ロボットを動かすのにさかんに利用されています。当研究室ではかなり複雑な動きに挑戦し、鉄棒の大車輪をするロボットや皿回しロボットなどを開発しました。今後はより実用的なロボットへの応用を考えています。もう一つは「聖徳太子プロジェクト」と名づけた研究です。独立成分分析という手法を使って、同時に聞こえる複数の音声の中から特定の音声信号を分離するもので、ロボットやカーナビの音声認識などに利用できます。 |
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