工学系の学生には、自然言語がもつ複雑性や問題点をまったく意識せずに、音声言語のインタフェースが実現できるかのような誤解がよく見うけられます。そこで、音声認識、音声合成、機械翻訳、データマイニング、対話システムなど言語工学を応用した研究に必要とされる基礎的な理論を理解してもらうパッケージを用意しました。前半では文献を読むために必要な学術用語、音声学から意味論にわたる基礎知識を学んでもらい、後半ではそれぞれの学生の研究テーマに即して指導します。たとえば自分がめざす研究目標に到達するにはどういう道筋で何を調べ、何を解決しておかないといけないのか、そういったプランを得られるようになってほしいと思います。 |
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