「石井道場」道場主 神経情報処理講座 運動制御機構 助教授 工学博士 石井和男
 
〈研究事例〉ロボット開発は、つねに総合力が試される。
海底や宇宙、原子炉内などの極限環境では、ロボットが自分で判断して動く自律型移動ロボットの活躍が期待されています。こうした移動ロボットをいかに賢くするかというのが、当研究室の最も大きなテーマです。現在はチームに分かれて、海底の調査などに使われる水中ロボット、車輪型の陸上ロボット、群れ行動を行うロボットなどを開発中です。たとえば、群れ行動を行うロボットは、環境や状況に応じてお互いに協調しながら、与えられた任務を遂行することをめざしています。ロボット開発には機械工学、電子工学、人工知能など幅広い分野の技術や知識が必要であり、当ラボでもメカの設計から電気回路、プログラムまで自分たちの手で作っています。

〈出稽古パッケージ〉メカトロニクス実践教育 チームでロボットを製作し、コンペを開催!
実際のロボット製作を通じて、ロボット工学の基礎知識や技術を習得してもらい、最終的にはチームごとに作った移動ロボットを使ってライントレースなどの競技会を開催します。基礎的な技術ノウハウの習得は、CADを使った設計製作、回路設計などの電子工作、およびプログラミングを3つの柱とします。短期間の出稽古であることを考慮し、具体的なロボット製作にあたっては全方位移動ロボット「WITH」の基本ユニットを使用。共通の駆動モジュールの上に、チームごとに回路やプログラム、センサーなどのメカトロパーツを搭載してロボットを製作してもらいます。ロボットを動かす苦労と喜び、チームワークの大切さも学んでほしいと考えています。

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