当研究室では、一人ひとりの異なる“感性”を工学的にモデル化し、人にやさしい情報システムへと応用する「感性情報処理」の研究に取り組んでいます。個人的な嗜好や癖を探り、情報システムで取り扱うことができるようにすることで、画像理解や個人認証、ネットワークデザインなどに活用できます。例えば、今の自分にぴったりの情報メニューを推薦してくれたり、好みにあわせて簡単に画像を加工できたり、端末上で指先を滑らせるスワイプの癖から個人認証を行うなど、ちょっと気の利いたアプリ開発の可能性が広がっています。また、私たち自身の感性を情報システムに反映させることで、もっと自己を理解し、広い意味で人間を知ることにもつながると考えています。 |
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