坂本道場
 
〈出稽古パッケージ〉タンパク質と核酸の配列情報に基づく解析 ゲノムの配列から、微生物の正体をつきとめる。
当研究室では主に微生物を使った研究をしていますが、たとえば微生物には、アミノ酸などの栄養素をつくるもの、発酵食品に利用されるもの、有害物質を分解するものなど、非常にたくさんの種類があり、正体のわからない微生物を同定する場合に、ゲノムの塩基配列が決め手となっています。この出稽古では、ゲノムデータベースを検索して微生物の種類を同定したり、新たな遺伝子やタンパク質の構造と機能を推定するノウハウを身につけてもらいます。医療・食品・工業製品・環境浄化などの微生物が関わっている分野では、必ず役に立つ基本的な技術です。ゲノム時代を迎えて、工学全体のなかで生命科学の領域が大きく広がってきています。これまで工学分野に身を置いてきた学生も、大学院の段階で生物に目を向けてみるというのは、とてもタイミングがいいことではないでしょうか。


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