どんな実験をするにも、その物質が何であるかを同定し、どう扱えばよいかというノウハウを身につけることが第一歩となります。この出稽古では、低分子の有機化合物やタンパク質・遺伝子などの生体物質の取り扱い技術から始めて、ライフサイエンスやバイオテクノロジー分野の研究で使用される高度な分析機器(質量
分析装置、核磁気共鳴装置、赤外線吸収と紫外線吸収スペクトル装置、ガスクロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィーなど)の原理について理解するとともに、実際に化合物を使って分析技術を習得してもらいます。また、コンピュータ上でのデータ処理や分子モデルシミュレーションに関するソフトウエアについても学習します。学部時代に一度経験があるという人も、自分の研究テーマを持った今、改めて自分のノウハウとしてしっかり身につけてほしいと思います。 |
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