Team WAIDUKA
代表挨拶
皆さまにおかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
私たちWAIDUKAは、「人間とロボットの共創社会」をコンセプトにチームを結成しました。つい最近までロボットは、身近なものではなく工場などの現場で使用されているイメージでした。しかし現在では、宅配ロボットやホテルのサービスロボット、お掃除ロボット等が登場し日常生活における作業を肩代わりし、不足している労働力を補いつつあります。また、コロナウイルスにおいても、感染症対策として非常に有効でありこれからの時代にロボットは必要不可欠なものになりました。このことから、私たちはロボットを用いた事業の第1プロジェクトとして「ロボットを用いたEVの自動充電」を行います。各国が脱炭素化を掲げ自動車はガソリン車からEVに置き換わり始めています。そこで、EVの充電し忘れという致命的な問題に対応するため、このプロジェクトを企画しました。
このプロジェクトにより、ロボットをより身近なものであることをアピールし、「 人間とロボットの共創社会 」を目指していきます。
所属員紹介
- 代表 西村 和真(九州工業大学 生命体工学研究科 人間知能システム工学専攻 石井研究室 博士前期課程2年)
- リーダー 辻 智文(九州工業大学 情報工学府 学際情報工学専攻 林英治研究室 博士前期課程1年)
- メンバー 岩尾 潤(九州工業大学 情報工学府 学際情報工学専攻 大竹研究室 博士前期課程1年)
PJ概略
ロボットを用いたEVの自動充電
電気自動車(EV)の充電は非常に時間がかかり、充電のし忘れは致命的な問題です。そこで本プロジェクトは家庭用充電ステーションにロボットを導入し、駐車時に自動で充電を行うシステムの開発を行います。
●法律との兼ね合い
ガソリン車の給油では“危険物の規制に関する規則”より、監督者の許可が必要ですが、EVの充電では許可は不要です。したがって、ロボットの安全規則を遵守すれば導入可能であると判断しました。
本システムでは協働ロボットの採用を考えています。“労働安全衛生規則 第150条の4”より、協働ロボットには安全柵が必要ないとされており、スペースの限られる住宅の駐車場での充電に効果的であると判断しました。
●充電システムのコスト (見積り)
EV:300~400万円
充電ステーション:10~20万円
協働ロボット:100万円以上 合計500万円前後
●プロジェクトのターゲット:純金融資産保有額3,000万以上の世帯
純金融資産保有額3,000万以上の世帯は、日本の全世帯の上位20%に該当します。先述した本システムにかかるコストの予測からもEVはガソリン車に比べ初期費用がかかるため、普及が進んでいないことが現状としてあります。そこで、ターゲットを明確に富裕層に絞り、EVを保有しているもしくは今後保有が見込まれる世帯に向けたプロジェクトとして考えています。また、充電システムだけでは費用対効果が低いため、監視カメラ機能・車内のライト切り忘れチェック機能といった充電機能以外の機能を追加し、費用対効果の向上につなげます。
●チーム活動の進行について
打ち合わせ場所:オンライン
打ち合わせ内容
・週1回3時間程度の打ち合わせにて、課題等の確認とメンバーそれぞれの意見を共有する。
・ETMの講義では各自メモを取り、打ち合わせの開始時にメモの内容を共有して認識のすり合わせを行う。