2021 etm team 6

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代表挨拶

近年,マイクロプラスチック問題など海洋環境保全への関心が高まっています。特に令和3年8月に起きた小笠原諸島沖海底火山の噴火により,沖縄県においては,軽石被害が発生し,漁業関係者や観光業に多大な影響を及ぼしています。そこで,私たちは軽石被害を軽減するべくプロジェクトを展開していきます。そして住みやすい環境になるよう努めてまいります。

所属員紹介

  • 代表   山本 雄資(九州工業大学 生命体工学研究科 人間知能システム工学専攻 西田研究室 博士前期課程1年)
  • リーダー 藤松 裟月(九州工業大学 生命体工学研究科 人間知能システム工学専攻 池本研究室 博士前期課程1年)
  • メンバー 福田 陸 (九州工業大学 生命体工学研究科 人間知能システム工学専攻 西田研究室 博士前期課程1年)
  • メンバー 三島 幸汰(九州工業大学 生命体工学研究科 人間知能システム工学専攻 西田研究室 博士前期課程1年)
  • メンバー 溝口 裕介(九州工業大学 生命体工学研究科 人間知能システム工学専攻 西田研究室 博士前期課程1年)

PJ概略

軽石回収事業

軽石の現状

昨年8月,小笠原諸島沖の海底火山の噴火により軽石が発生し, 沖縄県内を中心に大量の軽石が漂着しました. その結果として, 漁業, 観光業, 海洋生物への影響が報告されました. 現在では, 漂着する軽石は減ってきているものの, いまだに漂流が続いています. 大量の軽石の回収は困難であり, 私たちは軽石の回収, 処理をビジネスとして提案致します. 軽石回収の先行事例として, 沖縄県では, サンドポンプ, バックホウ, 小型船を用いたものがあります. これらは人の手による操作が多く必要です. そのため私たちは, Seabin, Mr. Trash Wheelと呼ばれる装置を用いた回収方法について提案致します.

ロボットの概要

SEABIN
漁港内など海洋ごみが滞留する海面に設置し,これらを自動回収する装置.
ビニール袋からマイクロプラスチックなどの微細な海洋ごみまで回収可能なため,本企画ではこれを軽石回収に応用する.
https://seabinproject.com/the-seabin-v5/

MR.TRASH WHEEL®
河川を流れるごみを自動回収する装置.
オイルフェンス等で川の流れを遮り,エコな電力(太陽光,水力)でゴミを回収する.
https://www.mrtrashwheel.com/

ロボット導入時の安全面

  • Seabin

・設置時に海への転倒のリスクがあるため,複数人で設置を行うようにする.

・稼働時,地上の給電ケーブルによる感電の危険性があるため,定期的な点検を行ったり,ケーブルに保護材を付けるなどの対策を行う.

  • Mr.Trash Wheel

・設置時クレーンを利用するため,クレーン安全規則を遵守する.

・稼働時,水車部に巻き込まれる危険性があるため,警告看板を設置し注意を促す.また,日中は見えるが,夜間は暗くて見えず漁船等が衝突する危険性があるため,夜間時ライトを点灯させ目立つようにする.

ロボット設置に関する法律

漁港等への設置に関する法律について,漁港漁場整備法 第39条(漁港の保全)より,漁港の区域内の水域又は公共空地において,水面もしくは土地の一部の占用をしようとする者は,漁港管理者(主に地方自治体[2])の許可を受けなければならない.

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