Communication
英語のCommunicateは、ラテン語のCommunicare(共有する)が語源です。学説にもよりますが、その基本構造は送信者、受信者、メッセージ(言語・非言語による中身)、チャンネル(手段)、ノイズと言われるメッセージ伝達に影響する幾つかの要因(認識や理解力の違いなど)から成ります。 私はコミュニケーションの定義を「多様性に同意する関係性構築の手段」であると考えています。多様性とは、当事者の考え方と進め方の違いを意味します。同意するとは主体的に互いの違いを認識することにあり、一致させる・一致させられるとは異なります。関係性構築とは強引な一致や投げやりな放棄、立場論争ではなく、共通の目標に向かう過程のことです。すなわち、コミュニケーションとは、一人ひとりが違いを相互認識しながら、一つになっていく過程で用いられる一連の手段、と言い換えることができます。 (産業保健看護 2012 Vol.4 No.5 プレゼンテーションの考え方より)
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