九州工業大学 大学院生命体工学研究科 我妻研究室 Wagatsuma Lab, Graduate School of Life Science and Systems Engineering, Kyushu Institute of Technology ← 実験の一覧へ← All studies

じゃんけん・あっち向いてホイRock-paper-scissors and “Acchi muite hoi”

研究課題名:人間の協調過程におけるリズム協調の原理に基づく脳波解析Study title: EEG Analysis Based on the Principle of Rhythmic Coordination in Human Communication

2人1組で参加(1人でも応募できます。他の応募者との日程調整をご相談します)In pairs (you can also apply alone; we may arrange a session with another applicant)

向かい合ってじゃんけんをする2人

2人で向かい合って「あっち向いてホイ」をします。脳波の計測のため、首ではなく指で方向を示すルールです。じゃんけんで腕を振るタイミングや指差しの方向を、脳波・視線と合わせて記録します。 You play “Acchi muite hoi” (a rock-paper-scissors follow-up game) facing your partner. To keep the EEG clean, you point with a finger instead of turning your head. We record the timing of your arm swings and pointing together with EEG and gaze.

約100分≈ 100 min

ゲームは8分×3セッション。間に5〜6分の休憩があります。Three 8-minute sessions with 5–6-minute breaks in between.

    参加条件と人数Eligibility and numbers
    参加いただける方Who can take part
    18歳以上で、じゃんけんと「あっち向いてホイ」のルールを理解してゲームができ、計測機器を安全に装着できる方Adults 18+ who can understand and play the games and can wear the devices safely
    ご遠慮いただく方Who should not take part
    ゲームのルールの理解が難しい方、腕を振る動作に支障がある方、視覚障害のある方、皮膚の状態などで脳波キャップや電極の装着が難しい方People who find the rules hard to follow, have difficulty swinging their arms, have a visual impairment, or whose skin condition makes it hard to wear the EEG cap or electrodes
    予定人数Planned numbers
    20〜40名(10〜20組)20–40 people (10–20 pairs)
    承認番号Approval no.
    2026-028

    応募の前に、下の説明文書とよくある質問をお読みください。Before applying, please read the information sheet below and the questions page.

    安心して参加いただくためにFor your peace of mind

    • いつでも中止できますStop at any time 研究者が複数名つきそいます。気分が悪いとき・やめたいときは、手を挙げるだけで中止します。Several researchers are with you throughout. Just raise your hand to stop.
    • 女性だけの実験も選べますWomen-only sessions ムスリムの女性の方をはじめ、ご希望の方には、女性の実験者だけで、窓を目張りした外から見えない部屋で実施します。ご案内も女性が行います。応募フォームで選べます(理由は書かなくて大丈夫です)。On request — for example for Muslim women — the session is run by female researchers only, in a room with covered windows that no one can see into, and you are guided by women throughout. Choose it in the sign-up form; no reason needed. その回の動画と視線計測カメラの映像は、実験のあとすぐ女性の研究者が頭部にモザイクをかけ、漏れがないか目で確かめてから研究に使います。モザイク前の映像を扱うのは女性の研究者だけです。Right after the session, female researchers blur every head in the video and eye-tracker footage and check it by eye before it is used. Only female researchers handle the unblurred footage.
    • シャワー室Shower room 脳波キャップのジェルを洗い流せるよう、近くの施設のシャワー室を予約してご用意します(どなたでも使えます。シャンプーなども用意し、実験室からご案内します)。待合室(座敷)とシャワー室がひと続きの休憩室になっていて、休憩室ごと内側から鍵がかかります。ペアの実験では、女性の方が先に使えます。女性どうしのペアなら、待合室で待ちながら一緒にお使いいただけます。We book a shower room in a nearby facility so you can wash out the EEG gel — anyone may use it, and shampoo and other basics are provided; we will walk you there from the lab. The shower and a tatami waiting room form one rest area, and the whole area locks from the inside. In pair sessions, women may use it first; two women can use it together, one waiting in the waiting room.
    • タオル・大きめのウェットティッシュTowels and large wet wipes シャワーを使わない方にも、タオルと大きめの使い捨てウェットティッシュを用意しています。If you prefer not to shower, towels and large disposable wet wipes are ready for you.

    説明文書(研究対象者への説明文書)Information sheet (approved, in Japanese)

    九州工業大学の倫理委員会の審査を経て承認された説明文書の全文です(承認番号 2026-028)。当日も同じ内容を紙でお渡しし、ご説明します。This is the full information sheet approved after review by the Kyutech ethics committee (approval no. 2026-028). It is in Japanese; the summary above gives the main points in English. If you would like an explanation in English, please contact us before applying. You will receive the sheet on paper on the day.

    研究対象者の方へ(研究内容説明文書)

    研究課題名
    人間の協調過程におけるリズム協調の原理に基づく脳波解析(承認番号:2026-028)
    研究期間
    承認日 ~ 2029年 8月 31日
    研究機関名
    九州工業大学 大学院生命体工学研究科 我妻研究室
    共同研究機関名
    公立小松大学 藤原正幸助教、ロレーヌ大学/研究所LORIA(フランス)Laurent Bougrain准教授

    1. 研究概要

    本研究の目的は、じゃんけんや「あっち向いてホイ」ゲーム中の脳活動を分析し、リズム協調に必要な運動の信号を出す脳内情報処理過程を解明することです。参加者個人への直接の利益はありませんが、円滑な協調動作やリハビリ・理学療法現場等での効果向上、ツール開発に寄与することが期待されます。

    本研究の目的や内容をご理解いただいたうえで、参加してもよいとお考えの場合には、「同意書」に署名することで、研究への参加意思を示していただきます。

    研究の詳しい内容を知りたい場合は、研究計画書や手順書をご覧いただけます。ご希望がありましたら、この文書に記載している連絡先までお問い合わせください。ただし、他の参加者の個人情報を守る必要があることや、研究の公正性・独創性を保つため、お示しできない部分もございます。ご理解のほど、よろしくお願いします。

    2. 研究参加の条件

    本研究では、18歳以上の成人の方にご協力をお願いしています。参加していただく人数はおよそ20(10組)〜40名(20組)を予定しています。

    じゃんけんと指差しをする「あっち向いてホイ」ゲームを遂行でき、測定のための計測器等を安全に装着できる方が対象となります。一方で、ゲーム遂行に困難を感じる方、皮膚の状態によって機器の装着が難しい場合や、装着した際に強い違和感がある場合には、無理に参加していただく必要はありません。気になることがあれば、遠慮なくお知らせください。

    この研究への参加案内は、公募(Facebook、Instagram等)、ポスター・掲示、学内メーリングリストでお届けします。研究内容を読んだ上で「参加してみたい」と思われた方に、完全に任意でご協力いただく形です。具体的には、本学が契約しているMicrosoft 365サービスのMicrosoft Formアンケートフォームに参加登録(参加可否、参加希望日時など)していただく形です。2人1組または1人での応募どちらも選択できます。お一人の応募の場合、他の応募者との日程調整をご相談する場合があります。

    アンケートフォームに入力されたメールアドレスは、研究責任者および研究従事者(主)のみ閲覧・管理し、日程調整のご案内をメールでお送りします。研究責任者および研究従事者(主)は、一般財団法人公正研究推進協会(APRIN)が提供する、研究倫理教育プログラム「人を対象とする研究コース」を受講し、修了証を得ており、個人情報について適正な管理・秘匿性の保持を行います。

    参加されない場合や途中で参加辞退された場合でも、本学の修学(履修や成績など)、入学その他において、一切の不利益はありません。

    3. 研究の方法・手順

    本研究は、九州工業大学構内の実験のために用意された室温制御ができる室内(概ね25℃)で、じゃんけんと指差しをする「あっち向いてホイ」ゲームを行っていただきながら脳波・視線・動作データを計測するものです。全体で100分程度(説明・同意10分、装着・準備30分、練習10分、課題40分(途中5~6分の休憩を含む)、取り外し・アンケート・体調確認10分)です。実際には、二人一組で向かい合って着席し、対面ゲームを行うだけです。実験は、本学若松キャンパス研究実験棟7F 7550室を予定しますが、自然災害や施設・機材トラブル等で、快適な実験が遂行困難な場合は、予定実施場所と同等の快適な環境で実験可能な学内の部屋(若松キャンパスに必ずしも限らない)を確保します。

    アンケートには、紙媒体で、実験中の負担感、課題の難易度、集中度、不快感および実験に対する感想などを記入します。

    計測機器について説明します。g.tec社製脳波計(型番:g.USBamp)で頭部に帽子を被るようにして装着します。違和感があるかどうかは、装着中および実験中都度確認いたします。Tobii社製視線計測器(型番:Pro Glasses 2または3)はメガネをかけるだけです。着衣型動作計測器(Noitom社製 Perception Neuron またはShenZhen Sky-Win社製Rebocap)を、手足腰など身体各部に小さなセンサーをゴムバンドでやさしく装着し、痛みなく身体の動きを記録します。手の甲には、より精度の高いスポーツセンシング社製 小型9軸加速度計も同様に装着します。実験の様子は、ビデオカメラ等(同期して記録するGoPro社製 HERO11 Blackカメラ、東芝テリー社製 CMOSカメラ、Sonyビデオカメラ)で記録します。個人特定に関わるデータは規定に従い削除されます。

    不快感を感じた場合、実験中止を希望する場合は、いずれかの手を高く上げてください。研究従事者(主・副)はすぐに聞き取りを行い、中止希望の場合は、直ちに中止します。

    また、実験中に中止希望がなくても被験者の健康上の異変や兆候が認められた場合、研究従事者(主・副)は直ちに実験を中止し、安静を確保し、水分補給を促す等の初期対応を行います。生命体工学研究科若松キャンパスで実施する場合には、必要に応じて保健センター若松へ連れて行く、または同センターに連絡し、指示を受けます。医療従事者の一時的な不在などで対処が難しい場合は、事前に確認した医療機関等へつなぎ、緊急性が高いと判断される場合には、速やかに119番通報等の救急対応を行います。

    当日は①~⑤の順に沿って計測をします。

    1. ① 参加意思・体調の確認と同意取得
    1. ② 計測機器の装着・準備
    1. ③ キャリブレーションおよび練習
    1. ④ あっち向いてホイゲーム課題(8分間を1セッションとして3回;途中5〜6分の休憩)
    1. ⑤ 機器の取り外し、アンケート

    研究への参加は完全に任意であり、参加しない場合でも不利益はありません。

    4. 参加に伴う負担・不利益や危険性

    研究に参加していただく際には、頭部や身体各部に貼付した機器の影響で、まれに肌が赤みや、かゆみが出る場合があります。また、動作遂行に伴い、軽い疲労感が起きることもあります。

    問題が生じないよう、装着前に皮膚の状態を確認し、ゲーム遂行中は教員や研究従事者が近くで安全に配慮しながら見守ります。体調不良や、皮膚の違和感、不安を感じた場合は、すぐに参加を中止できます。計測したデータは、秘密鍵を使った復号不可能な方式で、特定の個人は識別できない形で匿名化しますので、個人情報が漏えいする心配はありません。秘密鍵は研究責任者のみが管理し、同意撤回の申請があったときのみ取り出して、計算機で時間をかけ、総当たり法で該当データを特定して、削除します。秘密鍵がなければ、匿名化された情報から個人を特定することは原理的に不可能です。

    6. 参加の同意・中止(撤回)

    研究への参加は任意であり、説明を聞いて納得された場合に、同意書への署名をもって参加が決まります。同意した後でも、「やっぱりやめたい」と思われたときは、メールや書面でいつでも参加を中止できます。

    中止を申し出られた場合、まだ解析に使用していないデータは削除し、削除が完了したことをご連絡します。ただし、すでに学会などで公表済みの集計データおよび完全匿名化後の公開データは個人が特定できないため削除できません。同意書の写しは、必要に応じてご本人にお渡しします。

    6. 安全への配慮・プライバシー保護

    体調不良、めまい、吐き気、強い疲労感等、健康上の異変や兆候が認められた場合には、被験者本人の希望の有無にかかわらず、安全確保を優先して実験を中止し、必要に応じて保健センター若松または事前に確認した医療機関等へつなぎます。緊急性が高いと判断される場合には、速やかに119番通報等の救急対応を行います。

    この研究では、氏名などの個人を直接特定できる情報はすべて匿名化されます。人によって特徴が異なる動作や姿勢のデータは、個人を特定できる情報にならないよう、身長や手足の長さを均等にした人体標準モデルでのデータに変換するため、個人が特定されることはありません。また本実験は、歩行の様子など、個人が特定されることがわかっている計測は行いません。

    測定したデータは秘密鍵を用いるHMAC-SHA256など一方向のハッシュ関数を利用した復号不可能な方式で、個人を特定できる情報を取り除く匿名化をします。この匿名化法で用いた秘密鍵は研究責任者のみが管理し、同意撤回の申請があったときのみ取り出して、計算機で時間をかけ、総当たり法で該当データを特定して、削除します。秘密鍵がなければ、匿名化された情報から個人を特定することは原理的に不可能です。

    また、論文投稿後の査読の際、実験が正しく行われたかどうか、検証する必要性が生じる場合があります。そのため、実験中の動作を動画撮影します。これらのデータは「個人情報」として丁寧に扱い、外部に渡す場合は、顔をぼかす、または図形で完全に覆うなどの匿名化・集計したデータだけを共有します。映像や音声など、個人が特定できる記録を匿名化なしで、外部に出すことは一切ありませんのでご安心ください。

    7. 試料・情報の取扱い

    この研究では、脳波データ、視線データ、動作データ(標準化されたモデルでの姿勢、手の甲など特定の身体部位の移動情報)、実験前後に答えていただくアンケートの結果を利用します。氏名や顔写真など個人が特定される情報は研究に使用しません。アンケートは2段階で行います。第一は、募集時に用いたMicrosoft Formに含まれるメールアドレスなど、参加可否や日程調整についての質問、第二は実験中の負担感、課題の難易度、集中度、不快感および実験に対する感想を確認するための紙媒体のアンケートです。そのうち個人情報が含まれるのは、第一アンケートと、同意書のみです。第二アンケートは、匿名化IDを使って行います。

    データは、秘密鍵を用いる復号不可能な方式で、個人を特定できる情報を取り除く匿名化をします。匿名化前のデータは、学内PCおよびSSDまたはHDDに保存し、それらは研究責任者のみアクセスできる施錠した場所で安全に保管します。

    研究で得られた結果は、学会や論文などで公開される場合がありますが、個人が分かる形で公表されることはありません。匿名化されたデータは、将来の関連研究にデータを使う可能性がありますが、その際は、同意書で「使ってよい/使わない」を選んでいただけます。

    文科省・科研費で推奨されるオープンサイエンス推進と研究データの利活用方針に従い、国立情報学研究所(NII)「Research Data Cloud(NII RDC / GakuNin RDM)」または大学機関リポジトリ等で当該研究分野発展に資するよう個人が特定できないよう完全匿名化した実験データ、つまり被験者情報(年齢、性別、利き手のみ)、個人匿名化後の脳波、視線計測データ(数値情報のみ)、身体動作データ(個人を特定できる情報にならないよう、身長や手足の長さを均等にした人体標準モデルでのデータに変換する)を、被験者の同意を得て、公開します。これらには、カメラ撮影データ、歩行の様子などの個人を特定できる動作データは含まれません。

    九州工業大学のルールに基づき、取得したデータは研究終了後10年間研究室で保管し、その後、安全に処分します。

    8. 研究資金源・利益相反(COI)

    本研究は、日本学術振興会の科学研究費助成事業(科研費)による支援を受けて実施しています。研究者に不当な利益を与えるような関係性はありません。

    9. 結果の公表方法

    研究成果は、学会や学術論文等で公表する予定です。公表に際しては、個人が特定される形での公表は行いません。実験の様子を記録した動画についても、個人が特定される形で公表することはありません。

    10. その他(特記事項)

    実験は、研究従事者(主・副)複数名が立ち会う状況で、実施します。不快や違和感など、不快感や違和感が生じた場合は、すぐに声かけ、または手を高く挙げていただくことで、実験中止できます。実験終了時、装置脱着後に、身体を清潔に保つティッシュやウェットティッシュなども自由に使えるように用意しています。研究従事者(主)は、研究責任者の緊急連絡先(携帯電話等)を知っており、実験中に研究責任者が席を外しているときに緊急事態が起こっても、すぐに研究責任者に連絡できる体制を整えています。

    11. 苦情・相談の窓口

    実験後に体調不良や不安を感じた場合、参加同意の撤回の場合は以下の研究責任者の連絡先まで申し付けください。
    【この研究に関する連絡先】
    九州工業大学 大学院生命体工学研究科 我妻研究室 我妻広明 教授 (研究責任者)
    住所:福岡県北九州市若松区ひびきの2-4
    E-mail:wagatsuma.hiroaki882@mail.kyutech.jp
    TEL: 050-1738-0169

    上記連絡先のほか、本研究に関する苦情等については以下窓口に相談できます。相談した人が、研究責任者やその関係者から不当な扱いを受けることはありません。
    【九州工業大学の相談窓口】
    九州工業大学 コンプライアンス室 研究公正推進係
    住所:福岡県北九州市戸畑区仙水町1番1号
    E-mail: compl-kousei@jimu.kyutech.ac.jp
    TEL: 093-884-3265