九州工業大学 大学院生命体工学研究科 人間知能システム工学専攻 人間機能代行システム研究室

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研究テーマの紹介

共同研究

1. 上肢運動麻痺者のための食事支援方法に関する研究

脊髄損傷などによって上肢運動麻痺のあるひとのために、本人の上肢を使って食事をさせる装置の開発を目指しています。
食事時の上肢運動パターン作成を試みています。これは、(財)北九州産業学術推進機構の支援によって2005年度から2006年度にわたっておこなわれた、産業医科大学リハビリテーション医学講座(蜂須賀研二教授、和田太講師[職位は当時])、㈱有園製作所(岩田裕孝研究員)、㈱エーエスエーシステムズ、㈱安川情報システムとの共同研究の一部です。

  • 現在の研究者:
  • 過去の研究者:秦、小西、黒木

各機関については下記をご覧ください。

2. 装着型上肢動作補助スーツの機構・動力の検討

【北九州市・中小企業産学官連携研究開発事業、2007年度】

運動をおこないにくい上肢を外部動力によって動かす方法に関する研究です。これは、産業医科大学リハビリテーション医学講座(蜂須賀教授、和田講師)、並びに有園製作所(津々見研究員、岩田研究員、平野研究員)との共同研究です。

  • 現在の研究者:
  • 過去の研究者:氏福、青木、田中(秀)

各機関については下記をご覧ください。

3. ストレスの定量評価方法についての研究

精神疾患の予防に役立てる目的で、日常生活におけるストレスの定量評価を試みています。これは、産業医科大学産業保健学部・三宅晋司教授との共同研究です。成果を論文として公表しています。

  • 現在の研究者:倉岡
  • 過去の研究者:曽我

産業医科大学産業保健学部についてはこちらをご覧ください。

4. u-リハビリ空間実現のための歩容情報センシングの研究開発

【総務省・戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)、2008度から2009年度】
【国土交通省、2010年度】
【JST ASTEP、2012年度】
【中山科学振興財団、2012年度】

センサ融合、電子タグ、無線通信の技術を統合することによって、歩行リハビリに必要な歩容情報ないし歩容を推定できるようなデータを実時間で取得するシステムの開発を目指します。同時に、この装置をリハビリプログラムの中で検証します。これによって、実時間での歩行状態の把握、リハビリの遠隔指導や日常生活の中での普段着のリハビリが実現できます。将来、いつでもどこでもリハビリが可能なu-リハビリ空間(ユビキタスリハビリ空間)の実現に貢献する研究です。

  • 現在の研究者:枝吉、Romy
  • 過去の研究者:杉村、池田(克)、滝川
  • SCOPE研究分担者(敬称略、所属等は当時):蜂須賀研二(産業医科大学)、和田太(産業医科大学)、辻卓則((株)ロジカルプロダクト)、木室義彦(九州先端科学技術研究所)、家永貴史(九州先端科学技術研究所)

研究分担者の所属機関につきましては下記をご覧ください。

SCOPEについてはこちらをご覧ください。

5. 視覚障害者のための視覚情報呈示方法の研究【北九州産業学術推進機構産学連携研究開発事業助成金、2007年度】

視覚障害者は約30万人いますが、その内、盲導犬を持っている人は1000人程度です。残りの人は、白杖のみで歩行することになります。しかし、白杖では知り得ない障害物が存在し、歩行には危険が伴っています。歩行時に障害物位置を呈示する従来の装置では、方向を呈示することは困難でした。そこで、顔の向きを利用して方向を呈示することを考案し、その基礎研究をおこないました(結果を論文にて公表済)。また、障害物などまでの距離を知らせる方法については、現在研究中です。また、方向呈示の有効性評価のための携帯型の装置も試作中です。部分的に福岡工業大学(木室教授、家永助教)と共同研究を行っています。

  • 現在の研究者:
  • 過去の研究者:阿曽沼、箱崎、古賀、永島、木下、米田、西谷、豊田、月川

6. 能動義手の触覚フィードバックに関する研究

能動義手の指先に加わる力を、触覚を利用してフィードバックすることで義手の操作性を向上させようとする研究です。有薗製作所と共同で進めています。

  • 現在の研究者:平河
  • 過去の研究者:村上、田中(宏)

7. 松葉杖の改良研究

【北九州市・中小企業産学官連携研究開発事業、2012年度、2014年度】

現存の松葉杖を、より使いやすくするための構造改良研究です。有薗製作所、九州看護福祉大学との共同研究です。

  • 現在の研究者:永崎、西村

8. 高齢者・障がい者の自立支援のための複合現実感(MR)技術を用いた多感覚フィードバック型遠隔ヘルストレーニング・リハビリテーションシステムの研究開発

【総務省・戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)、2012度から2014年度】

MR(複合現実感)技術を用いた多感覚フィードバック型の新しい遠隔ヘルストレーニング・リハビリテーションシステムの構築を目指しています。具体的には、3次元画像呈示装置、3軸方向に振動可能な振動子を開発し組み合わせることで、運動方向を容易に理解可能なシステムを開発します。

  • 研究代表者:田中敏明(東京大学)
  • 研究分担者:泉隆(東海大学)、宮坂智哉(植草学園大学)、和田親宗(九州工業大学)

9.動作計測方法および運動機能支援方法の研究開発

【科学研究費補助金、2015年度から2017年度】

加齢に伴い、椅子からの立ち上がりが困難になる場合があります。立ち上がってしまえば何とか歩くことができますが、立ち上がるのが困難なため、行動範囲が狭まり、意欲も減退してしまいます。その解決のため、例えば、椅子座面が昇降する装置はありますが、使用者の残存能力に基づいて制御はなされていません。そこで、当研究室では、残存能力を有する方を対象に、立ち上がり動作を簡便な方法で推定し、立ち上がり動作を促す方法の研究開発を進めています。また、トイレ座面を対象に、残存能力を活かすような、立ち上がりやすい座面昇降機構の研究開発を産業総合技術研究所(井野秀一博士)とともに進めています。さらに、介護現場などの労働現場における肉体的負荷軽減装置の開発を目的とした、姿勢推定方法の研究開発を、産業医科大学(泉博之准教授)、北海道大学(田中孝之准教授)とともに進めています。

  • 現在の研究者:中野、金、江口、富山、児玉、岸本
  • 過去の研究者:杉村、森木、徳永、藤本、唐、有馬、小田、池田

単独研究

1. 生理情報によるコミュニケーション支援方法の研究

脳波や皮膚表面電位などを利用して、コンピュータなどを操作しコミュニケーションを計る方法の研究を進めています。

  • 現在の研究者:
  • 過去の研究者:田崎、楢崎、増田

2. 脳卒中片麻痺者のための触覚代行方法の研究
 (歩行支援装置や移乗支援方法に関する研究)

 約88万人いると言われている脳卒中による片麻痺者は、障害の程度によりますが歩行訓練を受けます。しかし、麻痺した部位は、動かない(あるいは動きにくい)だけではなく、その部位からの触覚情報(例えば接触しているか否か、圧力の程度)も得られません。言い換えると、麻痺側の足がどの位置にあるか、足にどれくらいの体重がかかっているのか、などの情報を片麻痺者は得られないことになります。そのため、自分の足の位置を確認するため、下を向くことになり、更に歩行が困難になります。足の触覚情報を何らかの方法で伝えることができれば、歩行訓練が容易になるのではないかと考えており、基礎研究を進めています。
 また、ベッドから車椅子などへの移乗動作は、日常生活において必要不可欠な動作です。この動作ができるかどうかで介護者の負担は大きく変わります。移乗動作を支援する方法を探る研究も進めています。

  • 現在の研究者:
  • 過去の研究者:平野、山下、藤木、名方、辻、山田

3. 視覚聴覚重複障害者のためのコミュニケーション支援方法の研究

(手のひら書きを利用した支援装置の開発研究を進行中)
盲ろう者とは、視覚と聴覚の両方に障害を持っている人のことで、約2万人ほどいると推計されています。高齢になって盲ろう者となった場合、コミュニケーション手段の習得は難しく、筆談に頼ることとなります。その筆談を利用したコミュニケーション支援システムの開発を目指しています。現在は、手のひらに触覚刺激を呈示する方法について研究を行っています。この技術は、視覚障害者用装置や携帯型情報端末に応用できると考えています。

  • 現在の研究者:
  • 過去の研究者:大島、和田(康)、迫、岩崎、江頭、堀尾、城石、池田(竜)、半田

4. 下肢関節角度計測方法の開発

下肢関節角度を計測する方法としては、ゴニオメータやX線撮影などがあります。しかし、ゴニオメータでは精度が高くないこと、習熟が必要なことが課題です。また、X線撮影では、被爆が問題です。そこで、当研究室では、誰もが簡単に精度良く計測できる方法の研究開発を進めています。

  • 現在の研究者:大西、山口

その他に

頸随損傷者の移乗支援に関する研究(須尭)
視覚障害者の衣服合わせを支援する方法に関する研究(田中(深))を行いました。

詳細につきましては、和田までお問い合わせください。

更新日:2015年4月6日

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