シドニー通信　2008年12月23日　　和田親宗

シドニー滞在もあと少し、今年もあと少し。

前回からの一ヶ月の間に、私の両親と家永さん（九州先端科学技術研究所）の来豪がありました。私の両親は11/19-25、家永さんは12/9-11の期間滞在しました。家永さんはニュージーランドでの学会発表後、こちらに立ち寄ってくれ、UTSの見学やこちらの先生と討論をしてもらいました。

両親と家永さんの滞在中、休暇をもらい、日帰り旅行をしてきました。ほとんどが、私自身初めての場所で、食事を含めて楽しみました。いくつか紹介します。最初は、ブルーマウンテンズです。シドニーから西へ約100キロのところにあり、イメージとしては緑のグランドキャニオンと言ったところでしょうか。ユーカリの木からの蒸気で山が青く見えることから、ブルーマウンテンズと呼ばれているそうです。

下は原生林で、炭坑があったそうです。

当時の採掘現場の再現と石炭を運んだトロッコ。

次はハンターバレーで、多くのワイナリーがあるところです。シドニーから北へ約170キロほど行ったところで、ツアーで三箇所のワイナリーに連れて行ってもらいました。白ワイン専門のワイナリー、赤ワイン専門のワイナリー、ロゼのスパークリング専門のワイナリーの三箇所です。

これは、白ワイン専門のワイナリーで試飲したワインです。赤ワインも混じっていますが、どのようなワインが好みかを言えば適当に出してくれて、例えばそれよりも甘いほうがよいとか、辛いほうがよいとかを答えながら、お気に入りのワインを探し出すわけです。

赤ワイン専用のワイナリーとブドウ畑。

この日は、結局、白ワインを２本、赤ワインを２本、赤のスパークリングワインを１本、ロゼのスパークリングワインを１本、買ってしまいました。一般にスパークリングワインは白が多く、最後の２本、赤あるいはロゼのスパークリングはなかなかお目にかかれないと思います。

次は、オペラハウスです。オペラハウスの外壁は白だと思っていました。しかし、近くでよく見ると白くなく汚れているように見えます。次の写真は外壁ですが、白と茶色のタイルが並べられています。ガイドの説明によると、白いタイルだけだとまぶしすぎることになるため、だそうです。

オペラハウスの中には、まっすぐな柱がなく、曲線の梁を組み合わせて構造を維持しているそうです。建設費はかなりかかったそうですが、優雅な気分になれる建物です。

次は、食事です。
オーストラリアと言えば、牛、魚介類、でしょうか。牛とロブスターを食べに行ってきました。
これは、アンガス牛と呼ばれるオージービーフの中のブランド牛のステーキです。炭火焼で、肉は和牛のように柔らかくはありませんが、おいしいものでした。アンガス牛は日本でも売られていますし、北海道では飼育もされています。ちなみに、シドニーでも和牛は売られています。どのような経緯で、和牛の肉があるのかわかりません。こちらで飼育されているのだとは思いますが。

それからロブスターです。ロブスターの刺身です。テルミドールは日本でも食べることができますが、刺身はさすがにこちらだけでしょう。この店では、ロブスターとサーモンが皿に載ってきました。値段は高いですが、こちらに来たら試してみる価値はあります。とてもおいしいです。

こちらでは、クリスマスとその翌日、それと元旦が祝日です。クリスマスの翌日はボクシングデーと呼ばれ、クリスマスの日にもらったプレゼントの箱を開ける日だそうです。シドニーは、街全体でクリスマスと新年を祝おうとしているように思えます。例えば、街のあちらこちらにあるバナーには、Happy Christmasと書かれてあったり、NYE08(New Year Eve)と書かれてあります。
この赤いバナーにはHappy Christmasと書かれてあります。