2024年2月22日,北九州イノベーションセンターにてお片付けと配膳タスクの実証デモを行いました.
北九州イノベーションセンターはショッピングモールの跡地に生まれた,誰しもがビジネスに挑戦できる社会スキームを構築することを目指した産学官連携施設です.九州工業大学・北九州市・GZキャピタル株式会社がロボット・IoT・AI技術等の社会実装に向けた研究開発及び実証実験等を共同で推進することを目指した連携協定締結式が執り行われ,HMAは施設を活用した実証実験の例として,お片付けと配膳タスクのデモンストレーションを披露しました.
北九州イノベーションセンターの一部の区画にはショッピングモールとして使われていた店舗等がそのまま残されています.ロボットを実用化する上で必要な,実環境での実証実験を行うために活用できる多くの施設・設備が残されています.この中から,今回アパレルショップ跡とベーカリー跡を活用した実証デモを行いました.


お片付けデモでは,アパレルショップに備え付けられた棚へ日用品を収納するデモを行いました.普段は家庭を模した環境で動かしているロボットを店舗跡地で動作させ,開発しているお片付け技術の店舗への応用可能性について実証しました.
配膳デモでは,飲食スペースのあるベーカリー跡地にてレストランタスクのデモンストレーションを行いました.より柔軟に判断することができる配膳ロボットの開発に取り組んでおり,そのシステムの有用性や新たな環境への適応性について実証しました.
お片付け・配膳デモともに成功し,ロボットの新たな活用方法について実証することができた上,実空間でしか得られない今後の開発課題も見つかりました.


Hibikino-Musashi@Homeは競技会で得た知見をもとにロボット開発に取り組み,実用化を目指した実証実験に取り組んでいます.また,それらの開発成果を競技会へ持ち込み評価することで技術開発を推進しています.
報道一覧
当日の様子は数多くのメディアで報じられました.
- 📺AI活用したロボット開発で九州工業大学や北九州市などが連携(2月22日,NHK北九州NEWS WEB)
- 📺AIロボットを社会生活の場に!連携協定(2月22日,KBC福岡・佐賀のニュース)
- 🗞️北九州市、九工大、イノベーションセンター ロボット技術実証実験で連携協定(2月23日,西日本新聞・北九州版)
- 🗞️北九州市、九州工大らとロボ社会実装で連携(2月23日,日刊工業新聞)
- 🗞️ロボット技術などの社会実装で連携協定/北九州市、九工大、GZキャピタル(2月26日建設通信新聞)
- 🌐北九州市、九工大、GZキャピタルがロボット技術などの社会実装に向けて連携(2月29日,TECH+・マイナビニュース)
- 🗞️ロボット技術開発へ連携-北九州市と九工大など協定-(3月5日,西部読売新聞25面)
- 📺AI・ロボット技術で産・学・官が連携(3月2日,J:COM 北九州・ジモトトピックス)
- 🗞️【九州・山口特集】九工大が北九州市などと連携協定 ロボ技術の社会実装へ(3月7日,電波新聞)