福岡市科学館で開催中された企画展「What’s AI? －AIってなんだろう－」の関連プログラム「ホームサービスロボットのいるくらし」にて、体験展示を2020年12月25日から27日まで 行いました。家庭用サービスロボット、HSRによるTidy Up（散らかった部屋を片付ける）とFollow Me（ご主人様についていく）デモを行いました。
Tidy Upのデモは小さな子どもたちに大人気でした。中には自分のお気に入りのおもちゃや水筒を片付けてもらっている子もいました（これらはHSRにとって未知なオブジェクトですが、しっかりと片付けてくれています）。「どうやってロボットは物を見分けているの？」「小さなおもちゃをつかんだ！」「このロボット家にもほしい！」など様々な声が聞こえてきました。
Follow Meはロボットに道を教えてあげたり、後ろから物を持ってついてきてもらったりするなどの応用が期待されています。こちらも「自分の後ろをついてきてかわいい！」「どこまでもついてくる！」と大人気でしたが、ときどき追跡対象ではない、ほかの人について行ってしまうことがありました。大勢の人が行きかう環境下でも特定の人にしっかりとついていけるように今後も開発を続けてまいります。
12月28日には本チームアドバイザーの柴田教授による特別講演『AIってなんだろう？』にてTidy UpとFollow Meのデモンストレーションを行いました。Tidy Upのデモでは、床に散らかったものをロボットが片付けるたびに、会場から拍手が沸き起こりました。後半は会場の子供たちに出てきてもらってFollow Meのデモを行いました。講演終了後も多くの方がHSRの周りに集まって来られ、デモの内容はHSRの性能に関する活発な質疑応答が行われました。講演の様子はRKBのJNNニュースで報道されました。
