2021年9月9日から12日にかけて,Aichi Sky Expoで開催されたロボットの国際的なイベント,ワールドロボットサミット (WRS) 2020 愛知大会,サービスカテゴリーパートナーロボット(リアルスペース)で優勝し,経済産業大臣賞を受賞しました.また,副賞として優勝賞金500万円を獲得しました.

今回の大会は感染対策のため無観客で行われ,日本に渡航できなかった海外チームは動画を投稿する形での参加となりました.会場内では感染対策が徹底されており,マスクの着用や検温はもちろんのこと,期間中に2回の抗原検査が実施されたほか,黙食会場も用意されました.
今回の競技会は家具や物体の配置などの諸条件がそろえられた二つのフィールを活用し,対戦形式で実施されました.

Hibikino-Musashi@Homeは予選から全戦無敗で決勝戦まで勝ち進み,我々がもつ世界公式記録と並ぶ800点を獲得し優勝しました.
試合 | 対戦相手 | 得点(HMA) Task 1 | Task 2 | 合計点 | 片付けた オブジェクト数 |
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予選② | OIT-RITS | 255 | 140 | 395 | 10 |
予選④ | eR@sers | 285 | 200 | 485 | 16 |
予選⑥ | AISL-TUT | 370 | 410 | 780 | 16 |
予選⑧ | Team Weblab | 222 | 430 | 652 | 10 |
準決勝 | OIT-RITS | 370 | 430 | 800 | 15 |
決勝 | Team Weblab | 390 | 410 | 800 | 16 |
Hibikino-Musashi@Homeは目の前に置かれている既知物体の認識にとどまらず,方向の指定されている物体や未知物体の認識にも取り組みました.会場特有の照明の影響を考慮し,競技直前まで認識システムの微調整が繰り返されました.また,福岡に残ったメンバーとオンライン会議システムを用いて連絡を取り合いながら本番前の調整が行われました.
表彰式後はボスキャラクターである金のシャチホコを持ったHSRとともに記念写真を撮りました.

競技後は各自の部屋からオンライン反省会を行い,優勝を記念してオンラインで乾杯しました.いつかみんなで集まって飲みに行きたいです.
競技や表彰式の模様はYouTubeでアーカイブ配信されています.ぜひご覧ください.

