2023年11月21日，そらいろ食堂にてホームサービスロボットによる配膳の実証実験を行いました．実証実験はCore-to-Coreサテライトシンポジウムの参加者を対象として実施されました．Hibikino-Musashi@HomeはHSRによるレストランタスクを発展させ，お客さんの案内，タブレットで呼ばれた席へ移動して注文を聞き・配膳を行うデモンストレーションを実施しました．
今回，HSRはデザートの配膳に挑戦しました．お客さんが希望するデザートのソースを聞き取り，その内容を店員さんへ伝え，盛り付けられたデザートを把持し，テーブルへ配膳するというタスクに取り組みました．発話や行動生成には大規模言語モデル（LLM）を取り入れ，「想定外」の状況にも対応できるようにしました．
実証実験を通じ，さらなる課題が多く明らかになりました．把持の正確性や発話の自然さをより向上させ配膳ロボットの実用化に取り組みます．
当日の模様はNHK北九州および福岡のニュース（2023年11月21日）や朝日新聞・社会面のコラム「青鉛筆」（2023年11月22日朝刊【西部】）にて取り上げられました．
Core-to-Coreサテライトシンポジウムは「Materials Meet Robots」をテーマに，ニューロモルフィックAIハードウェア研究センターにより企画されたシンポジウムです．材料工学・ロボット工学を融合させ，次世代の超低消費電力AIロボットをつくるための研究を加速させることを目指し，開催されました．
