「材料工学 × AI」が切り拓く未来―人間らしい知能をもつロボットへ―
2025年5月14日付の読売新聞宮崎県版にて、センター長の田中啓文教授(九州工業大学 生命体工学研究科 人間知能システム工学専攻)のインタビュー記事が掲載されました。
本記事は中高生向けの対談企画として構成されており、田中教授が取り組む「材料工学とAIの融合」によるスマート触覚センサーの開発や、将来展望や、宮崎県の若い世代へのメッセージが紹介されています。
「材料工学 × AI」が切り拓く未来―人間らしい知能をもつロボットへ―
2025年5月14日付の読売新聞宮崎県版にて、センター長の田中啓文教授(九州工業大学 生命体工学研究科 人間知能システム工学専攻)のインタビュー記事が掲載されました。
本記事は中高生向けの対談企画として構成されており、田中教授が取り組む「材料工学とAIの融合」によるスマート触覚センサーの開発や、将来展望や、宮崎県の若い世代へのメッセージが紹介されています。
2024年11月14日~15日に開催された第12回九工大・マレーシアプトラ大学国際合同シンポジウム: International Symposium on Applied Engineering and Sciences (SAES2024) において、当センターよりオーガナイズドセッション「Neuromorphic AI Models, Materials,
Circuits, and Applications」を企画し、成功裏に終了いたしました。
SAESは九州工業大学とマレーシアプトラ大学が、2013年より毎年開催するシンポジウムで、応用工学と科学分野における研究発表や意見交換の場を提供し、参加者が最新の研究成果や経験を共有するためのプラットフォームとして機能しています。
当該オーガナイズドセッションは、センター構成員の田中悠一朗准教授が企画したもので、ニューロモルフィックAIハードウェアに関する理論・材料・回路・応用をテーマとした議論が行われました。セッションでは、ナノ材料によるニューロンデバイスにおけるシナプスの制御、光学系を用いたニューラルネットワークハードウェア、ガウス過程を活用したマルチタスク学習、リザバー演算の性能向上、テンセグリティ構造を用いたロボティクスなど、幅広い分野の研究発表があり、エネルギー効率の高いAI技術について活発に議論され、参加者間で新たな視点や知見が共有される有意義な機会となりました。
オーガナイズドセッションご参加いただいた皆様、セッションの企画運営ご協力いただいた皆様に深く感謝申し上げます。
2024年11月5日(火)、本学若松キャンパスにおいてNeumorphセンターの新拠点「Fancγ(ファンシー)」のお披露目会が開催されました。本会は、学長記者懇談会の一環として行われました。
記者懇談会では、センター長の田中啓文教授が、Neumorphセンター設立の経緯やこれまでの成果について紹介しました。その後、田向研究室所属の磯本航世さん(博士前期課程2年)と田中研究室所属の中岡佑輔さん(博士後期課程1年)が、センターの研究活動からスピンアウトした起業の活動を紹介し、来場した記者から多くの質問が寄せられました。
記者懇談会の最後には、「Fancγ」の見学ツアーが行われ、デザインや施工を担当した本学建設社会工学科の伊東啓太郎教授,石塚直登助教,須藤朋美助教が部屋のコンセプトやデザインについて解説し、Neumorphセンターの田中悠一朗准教授が「Fancγ」の名前の由来について解説しました。さらに、副センター長の田向権教授と研究室所属学生によるロボットのデモンストレーションも実施され、参加者の注目を集めました。
7月17日、Neumorphセンターに天津大学の教職員と学生御一行の見学訪問がありました。見学会では、田中啓文センター長からセンターの研究内容と進捗状況について説明を行うとともに、研究で得られた成果を展示し、センターメンバーと御一行との間で熱心な討論が行われました。
2024年6月28日(金)午前10時30分より、Neumorphセミナーを開催いたしました。セミナーでは、スウェーデンのヨーテボリ大学のJohan Åkerman教授を招き、「スピン波、音響波、およびスピンホールナノ発振器に基づくイジングマシン」に関する講演が行われました。
2024年6月19日(水)午前10時30分、Neumorphセミナーを開催しました。セミナーでは産業技術総合研究所の酒井滋樹博士(Neumorphセンター客員教授)より,強誘電体メモリのシミュレーションモデルに関する講演がありました。
2024年6月19日(水)10:30より、産業技術総合研究所の酒井滋樹博士によるNeumorphセミナーを開催いたします。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
この度、徐木貞博士が2024年5月1日付けで、ニューロモルフィックAIハードウェア研究センターの助教に昇任しました。
徐博士は2023年に東京大学で化学博士号を取得後、博士研究員として当センターに着任し、エネルギー効率の高いAI用ニューロモルフィックチップの開発研究に貢献してきました。
今後は助教として、材料、ナノエレクトロニクス、プログラミングに関する専門知識を利用し、脳にヒントを得た計算システムのための先進的な材料とデバイスアーキテクチャの探求に注力し、当センターのニューロモルフィックハードウェア設計における最先端研究を推進して行く予定です。
徐博士のコメント:
当センターの教員として画期的な研究を続けられることを嬉しく思っております。
Neumorphセンター所属の宇佐美助教が筆頭著者の論文 “In-Materio Reservoir Computing in a Sulfonated Polyaniline Network” (Advanced Material掲載)について,当該論文の著者(田中啓文センター長,田向副センター長,田中悠一朗助教,大阪大学・松本教授,他)が第8回応用物理学会 薄膜・表面物理分科会で論文賞を受賞しました.
2024年1月21日-24日にタイ・ナコーンラーチャシーマーにて開催された「The 22nd International Symposium on Eco-materials Processing and Design (ISEPD 2024)」にて,特別シンポジウム「Material Intelligence: Highly-efficiency in-material AI computing」を開催し,当センターの6名の構成員が招待講演,3名の学生が一般講演を行いました.